子宮頸がんワクチンとは

子宮頸がんは主に性的接触によって起こる、比較的若い女性が発症する割合が高いがんです。
女性の多くが一生に一度は感染すると言われておりますが、ほとんどが自己免疫力などで回復します。
しかし0.1%程度の割合で癌化するといわれており、この感染を防ぐのが子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)です。
防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の三種類があります。
対象者
定期接種:小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女子
(12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日まで)
平成19年度生まれの方は、定期予防接種の対象年齢を超えた場合、キャッチアップ接種対象者となり、令和7年3月末まで接種できます。
キャッチアップ接種:平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女子
(令和4年4月~令和7年3月までの3年間)
接種回数とスケジュール
HPVワクチンの接種は、原則、同じ種類のワクチンで実施します。
サーバリックス
1回目の接種から1ヵ月以上経過後に2回目を、1回目の接種から6ヵ月以上経過後に3回目を接種します。
ガーダシル
1回目の接種を終えた日から2ヵ月の間隔を空けて2回目を、1回目の接種から半年の間隔を空けて3回目を接種します。
シルガード9
1回目の接種を15歳までに受ける場合、1回目の接種から6ヵ月以上経過後に2回目の接種をします。他のワクチンと異なり、合計2回の接種となります。
1回目の接種を15歳になってから受ける場合、1回目の接種を終えた日から2ヵ月の間隔を空けて2回目を、1回目の接種から半年の間隔を空けて3回目を接種します。