ピルの種類

ピル・避妊のイメージ写真

ピルは、目的によって4つの種類があります。

  1. LEP(月経困難症の治療のためのピル)
  2. OC(避妊のためのピル)
  3. 月経移動ピル
  4. モーニングアフターピル(緊急避妊用ピル)

LEPのみ保険適用となり、その他は自費診療となります。

LEP(月経困難症の治療のためのピル)

月経困難症や子宮内膜症の治療のためのピルで、含まれているプロゲスチンの種類によっていくつかの種類があります。
また休薬期間についても、7日間、4日間、休薬無しのタイプなどがございますので、ご相談のうえ選択させていただきます。

OC(避妊のためのピル)

OCは、低用量経口避妊薬と呼ばれ、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが配合されている薬です。
正しい服用を行うことで排卵が抑制され、99.7%の避妊効果が得られます。
他にも、生理痛や月経困難症の緩和や出血量の抑制、にきびや肌荒れの改善といった服効用もあります。

OCのデメリット(副作用)

上記のようにさまざまなメリットがあるOCですが、服用開始後2週間程度の時期に、吐き気、頭痛、不正出血、胸の張り、倦怠感、むくみなどが起こることがあります。
また、年間で1万人当たり3~9人と極めて少数ではありますが、血栓症を発症するリスクがありますので、定期的な血液検査や血圧測定が重要になります。

月経移動ピル

旅行、結婚式などの予定がある際に、月経移動させることを目的に内服するピルです。
月経を早める方法と遅らせる方法がありますが、中用量ピルのため、吐き気やむくみが強く出ることがあります。
1ヶ月ほどの余裕をもって、お早めにご相談ください。

モーニングアフターピル(緊急避妊用ピル)

避妊に失敗した(コンドームが外れた・破れた、膣内射精)、避妊を行わない性行為をしたなど、妊娠するリスクが高いとされる場合に緊急的に行う避妊法です。
性行為の後72時間以内に内服する必要があり、内服までの時間が早ければ早いほど避妊率が高くなりますので、お早めに当院へご相談ください。