受診の際のお願い
当院では未成年の方の受診に際し、初診時に親権者(保護者)からの同意書をいただいております。15歳から18歳(高校生相当)のお子さんの場合は初診時と必要に応じて同伴をお願いしております。また、中学生までのお子さんの場合は、初診時を含めた来院時は付き添いをお願いしております。
思春期相談とは
思春期とは、子どもが大人へと成長するための移行期間を指しています。一般的に8歳頃から17,8歳までの時期に相当します。
初潮の低年齢化に伴い、思春期のお子さんをお持ちのご家族からの相談が増えております。生理に伴う症状が重く、学校生活への支障が出ているケースの相談もあります。
当院では、お子さんの心と体の状態に寄り添い、よりよい方法での治療を心掛けております。これからの生活の中で、生理と上手に付き合っていく方法をご提案いたします。
生理周期が安定するには、初経から数年はかかるものです。数ヶ月来ないと思ったら、月に2回も来たり、出血量も違ったり、いつどこで始まるのかもわかりません。
子宮が発育していなかったり、卵巣から出るホルモンの働きに異常があったりすると、「生理不順」になることがあります。でも、10代は大人への成長が始まったばかりです。子宮、卵巣、ホルモンの分泌、どれもまだ未熟です。
ですから、まずは自分の生理を良く知ることから始めましょう。自分の生理を知ることはとても大切なことです。なぜならば、生理にはからだの情報がいっぱい詰まっているからです。
「生理不順だから、何かの病気か異常があるかもしれない。薬で何とかして欲しい。」と心配する親御さんからの問い合わせを多くいただきます。生理を順調に来させなければいけないと思うあまり、親御さんの方が悩まれているケースもあります。
生理痛がひどく、起き上がれなかったり、学校生活や日常生活に支障が出ている時は、親御さんとクリニックへいらしてください。
「閉経」と呼ばれる時期まで生理は続きます。生理と上手に付き合い、自分のからだの情報を知ることをみんなで一緒に始めましょう。
詳しくは下記もご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=qcw0ImeGmAI
https://www.youtube.com/watch?v=617jqqMc8qE
思春期相談の主な症状
- 生理に伴う痛み
- PMS(月経前症候群)
- 生理不順
思春期相談の検査と治療
患者さんの症状について細かく問診を行います。必要に応じて超音波検査や採血を行います。 超音波検査を行う場合は腹部からの検査となりますが、その他の要望については患者さん本人の意向を大切にいたします。
主な治療方法は痛み止め薬による疼痛の緩和、漢方薬による体質改善、保険適用ピル(LEP)による症状の緩和となります。
患者さん本人だけでなく、ご家族も安心できるようにスタッフ一同努めてまいります。